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8月の終わりに――

(8月31日/2015)

 秋雨前線の影響で「梅雨空」のような天気のもと、昨日から今日にかけて岐阜県の揖斐川町坂内(旧坂内村)まで行ってきました。滋賀県や福井県の県境に接する山奥の過疎の村。
 この地に就農して数年の「なかよし農園」ヨーコさんの企画したイベント、「はじめの一歩は、どう踏み出す?~プロフェッショナルからの提言~」に参加してきました。
 「研修」の一環ということで、うちの研修生1名をともなって行ってきたのだけれど、ヨーコさんからはかねがね話を聞かされてはいて、彼女はいったいどんなところで百姓暮らしをしているのか、実際に訪ねて行って見てみたいと思っていたので、それをようやく実現させたというのが正直なところかな~。

(写真は堆肥づくりの先生、三重県から来てくださった橋本力男さんの講演)
橋本さん

 ヨーコさんの呼びかけで50~60人くらい集まったかな? 予想以上の盛況ぶりでした。

 講師には、橋本さんのほか、三重県農大の神田先生、「Land care」の活動をされている南山大学のシーゲル先生、オアシス朝市村の吉野村長といった豪華な(?!)顔ぶれ。他にも、地元の方によるこの村についてのお話や、春日という地区の由緒ある在来種のお茶にほれ込んだお茶屋さんの「天空の古来茶」のお話しなど、次から次と興味深いお話がてんこ盛り!
 次々入ってくる情報に頭がパンクしそう…。

ほうじ茶
 座卓の上に飾られたヨーコさんのオーガニックフラワーと、ふるまわれた春日のほうじ茶。
 この由緒ある茶葉(「ちゃば」ではなく「ちゃよう」と読む)のほうじ茶が、まろやかで深みのある味と香りで、じつに美味しかった!! 

 ひるすぎから夕方までのプログラムがひと通り終了後、さらに夜まで残る人や宿泊していく人たちで近くの温泉に入りに行き、その後はいよいよお待ちかねの交流会。

お料理

 地元の方の手による、地元の食材を使ったお料理の数々。アユの塩焼きや甘露煮、アマゴのお寿司、山菜や野菜の煮物などなど、とってもおいしいご馳走で満たされました。
 お酒も入っておしゃべりもはずみ、終始なごやかな楽しいひとときとなりました。
 このイベントの掲げるテーマはともかく(?!)、各地でさまざまな取り組みをされている非常に個性的な面々が集まってきて、面白おかしい貴重な出会いと交流の場になったという気がします。

交流会
(ヨーコさんとシオリさん、シーゲル先生)

 なかよし農園にファームステイで来ていた大学生のシオリさん。一週間にわたるステイのしめくくりに、どうやらこのイベントが企画されたようです。ヨーコさんの彼女への親ゴコロか、はたまた単なる口実かわかりませんが(失敬!)、いろんな意味で「腹いっぱい」の企画をありがとう! ほんとうにおつかれさまでした!

 昨夜は雨雲の切れ目から明るい満月が少しだけ望めました。そういえばちょうどひとつ前の満月の前夜は乗鞍高原で月を見上げました。あのころのほんとうに厳しい暑さの日々を思えば、早やずいぶんと秋めいてきたものだと感じます。
 「戦後70年」を強く意識させられた夏がいこうとしています。明日9月1日は関東大震災の日。100年近く前のあの日に震災にまぎれて朝鮮人や中国人が何千人と虐殺されました。その歴史を忘れてはいけないでしょう。
 明らかな人種差別であるヘイトスピーチなるものが横行し、安保法制なるものが多数の国民の反対を押し切ろうとしている今。いまだに構造的な差別の中にある沖縄の叫びが強まる今。まるであの原発事故がなかったかのように、原発が再稼働され福島は置き去りにされていく今。
 昨日、国会前に何十万人もの安保法制反対の人々が集まったとのこと。戦争をしない平和を求め、国民が主権者となり、一人ひとりの人権が守られる、自由な民主主義の国に生まれ変わってきた「戦後」という70年の時間。どうやらそれを否定的にしかとらえられない人びとが安保法制を通そうとしている。
 ほんとうにあまねく平和はどうやってつくっていけるのでしょうか。そのためになにをどうしたらいいのか、どこに希望を見出したらいいのでしょうか? 暗く空をおおう雲をはらって光が差すように。
 社会のあちこちに、自分のできることを精いっぱいやっている人々がいます。昨日橋本さんが、けっきょくは美しくなくちゃいけない、というようなことをおっしゃっていました。その意味は深い。そう、それぞれの場で、ほんとうに美しいものをそれぞれ見つけていこうよ。 ね。


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嵐の後で。。

(8月28日/2015)

 明日はオアシス朝市村への出店。持っていける野菜が少ない・・・
 25日から26日未明にかけての大嵐、愛知県内でも知多半島など沿岸部だけ暴風雨。
 これは九州から日本海に進んだ台風15号の影響なんだけど、進路から遠く離れているので、さほどのことはないだろうと高をくくっていた人は少なくなかった。そんな油断もあってか、たとえばビニールハウスに被害がけっこう出ているらしい。
 うちの農園では、定植して間もない葉物野菜に被せてあったネットが剥がされて、引っこ抜けたり傷んでしまった株がちらほら。ナスやピーマン、ゴーヤーとか果菜類は葉がボロボロになったり、枝が折れたり、樹が傾いたり、かなりダメージを受けている。しばらくの間、果菜類の収量が大きく落ち込むことになるだろう。
 秋野菜が出始めるまでの「端境期」を迎えつつあるこの時期、夏野菜類の減収は、痛い!
 さりとて…「想定外」の事態、なんて言ってるようじゃ、まだまだ甘いか…

 * * * * *
 
 で、嵐の去った26日、午前中に被害の出たところの手当てをし終え、午後には気をとり直してランチをしに行ってきました。

 冨貴から車で15分ほど、美浜町野間にある「畑カフェ Rainbow Art」というお店へ、「軒先の八百屋」とくちゃんに連れて行ってもらったのです。古民家を改装したとってもステキなオーガニックカフェ。

Rainbow Cafe2

 ランチプレートをいただきました。
 趣のある安らげる空間で、若い店主の素敵な人柄にも触れられ、心満たされる美味しいお昼ごはんをいただきました。台風被害のことそっちのけで贅沢してきましたよ。
 とくちゃんを通じてこのお店にうちの野菜も卸しています。これからもヨロシクです!

 うん、またぜったい食事に行くよ~♪



 

晩夏にて

(8月25日/2015)

 台風15号が九州から日本海へ進んで遠ざかって行くようなのに、この知多半島では暴風警報が発令されるほど強い!強い!風が吹き荒れています。

 先日、二十四節気の「処暑」を迎えましたが、暦どおり暑さもやわらいできています。日も短くなってきてるし、田んぼの周辺には赤トンボの群れが飛び回り、畑では夕方になるとスズムシなど虫の鳴き声も聞こえてきます。たしかに秋の気配を感じます。
 ただ、このところ雨が多く、ちっとも降らずにカラカラの、あのひどい猛暑の日々との差が極端すぎます!

 当地では、2日ほど前から一番実りの早い田んぼで稲刈りが始まっていました。
 わが農園では最初に田植えをした田んぼで10日ほど前から出穂が始まっています。

出穂

 あとひと月ほど先、9月下旬から稲刈りを始められそうです。

 野菜の方は、秋冬作の葉物類を中心に種まき・苗作りがスタートしています。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス類、そして白菜も。来月中旬にはホウレン草や小松菜なども播き始める予定です。
 葉物以外では、先日ニンジンを播き終え、ジャガイモもじきに植え付けます。そろそろ大根やカブも播きたい。超極早生の玉ネギも9月に入ったら種まきして苗作りを始めます。

 これは今月上旬に定植したキャベツ、一番早いものです。気温の高い時間帯に撮影したので少々葉っぱがうなだれてます。

定植キャベツ

 そして、数日前に定植したリーフレタス。

定植GLレタス

 いずれも暑さ対策がたいへんです! 暑さにやられて枯れてしまったり生育が思わしくない株も見受けられます。盛夏期の定植はとってもリスキー。でも成功すれば秋一番の収穫で、、ガッツリ
 はい、今のところ「とらぬタヌキの皮算用」でござりまする。。

 まだまだナスやピーマン、キュウリやゴーヤー、空芯菜にモロヘイヤなどなど夏野菜類もしばらくはとれ続けますが、畑も徐々に秋模様に移り変わっていきます。


真夏の信濃路☆珍道中!?

 多雨・低温・日照不足の梅雨の後に、連日の猛暑が続く今日このごろ…
 だからって、「避暑」に行って参りましたぁ~♪ ってわけでもないけど、涼しい信州へ一泊二日の旅行へ行ってきました、の記。

笑う門には

 7月29日~30日、黒田農園初の研修旅行(もちろん保養も兼ねる?!)を敢行!
 (ん、観光?、、夏草生い茂る田畑を放ったらかして…)

* * * * *

 29日朝、研修生3名とともに車に乗り合わせて冨貴を出発!
 中央道を飛ばして向かうは伊那方面。車中に流れるJeff Beckのギター曲が朝早くのドライブ気分を盛り上げる…♪
 二つのアルプスに挟まれる伊那谷は、天気はいいが雲がかかって山なみの雄大な景色が今ひとつ。

 さて、午前中は南信州・伊那谷の北部に位置する南箕輪村で40年近く有機農業を営む河崎さんの「あおむし農場」を訪問。

河崎さん畑訪問

 伊那インター近くで河崎さんに落ち合って、すぐに近くの田んぼを見学。その後、いくつもの野菜畑を見せてもらう。

かぼちゃ畑

 ヘアリーベッチなどの緑肥(牧草)を上手に使って、雑草の見えないきれいなカボチャ畑。

畑がきれい

 しっかり手入れが行き届いているのだろう、どの畑もきれい!きれい!!
 多品種少量栽培の有機農業はほんとうに手間がかかる。ほとんど一人でやってみえる河崎さん、長年積み上げてきた経験と技術は、その土地の特徴を上手に十分に生かしつつ、創意工夫のたゆまぬ積み重ねなんだなあ、と感心しました。

キャベツ

 まだ小さなキャベツ、こんなに虫に食われても、ちゃんと結球するから大丈夫、と防虫ネットなどもなし。
 ひととおり圃場を見て回った後に、自宅脇の作業場でお茶を飲みながらしばし歓談。

河崎さんと歓談

 のっけから「農業やりたいの? やめとけ、やめとけ!」と冗談とも本気ともとれるお言葉を頂戴する研修生たち。
 河崎さん自身、他所から来てこの地に新規就農した、その経験をもとに、さまざまなお話を聞かせてくださり、とても貴重な時間となりました。

 正午になり、河崎さん宅を後にして、信州なんだから蕎麦でしょ!ってことで、地元産のそば粉100%のお蕎麦屋さんへ。
 昼食後は、伊那からさらに北上して松本へ。

センター

 次に向かったのは安曇野にある「自然農法国際研究開発センター」の農業試験場。

圃場看板

 公益法人として農業、農家の役に立つことを目的としている団体で、自然農法と銘打っているものの、実際はほぼ有機農法。日ごろから見学や研修の受け入れをしていて、そのための「展示圃場」まで用意されていました。

野菜研究員

 野菜の研究員の方が熱心に説明をしてくださいました。

キャベツ畑

 苗が定植されて間もない、麦わらを敷き詰めたキャベツ畑。
 さまざまな実験的な野菜栽培の取り組みを見せていただき、自分たちの畑にも参考になり、ヒントになるようなことがいくつもあったように思いました。

 続いて水稲栽培の現場を見学。こちらも担当の研究員の方が熱心に説明をしてくれました。

田んぼ見学

 標高の高い安曇野を流れる水は、真夏でも14℃という冷たさ。スイカを冷やすにはいいけど、農業にはしばしば不都合がある、と隣のスイカ畑を横目に冗談交じりの和やかなお話し。

稲

 やっぱ、雑草のはびこるうちの田んぼよりはるかにきれいだわ。。。
 稲の草姿もビシッ!ときれい☆

水稲研究員

 このセンターのスタッフのお二人ともが抱いているであろう仕事への情熱や使命感といったものに触れられたような気がしましたし、なにより、どことなく楽しげで、この仕事が好きなんだなと感じさせられ、とても好感をもちました。

 河崎さん、そして自然農法センターの皆さん、お忙しい中、懇切丁寧に応対してくださり、本当にありがとうございました

 ひとまず、研修プログラムはここまで。
 今夜のお宿のある乗鞍高原へ向けて山道を走ること1時間。眼前に所々白い雪渓の残る乗鞍岳が見えてきて、さあ到着。
 自然派、スローフードの宿、一日一組限定の宿、「佐の屋」さんです。

玄関前

 玄関にwelcomeの掲示を見つけました!

いらっしゃいませ

 初めて訪れる宿に、予定どおり、無事に到着できてほっとしました。
 ここはちゃんと温泉宿で、お風呂は源泉かけ流しの檜風呂。ほのかな檜の香りとやわらかな湯に、さっそく癒されたことは言うまでもないっす

 そしてなによりとってもお料理がおいしいと評判のお宿。
 
夕食

 地元の旬の食材を基本に使い、当地の郷土料理やら、数々のほんとうに美味しいお料理が、囲炉裏風の食卓に並びました。

夕食のきのこ汁

 初めて口にした、カラマツの木に生えるキノコのお鍋。そこはかとない旨さ!

朝食

 朝食もたっぷり! 美味しかった~♪

 とくに朝夕はとても涼しく爽やかな空気に包まれる、閑静な高原のお宿。下界のうだるような暑さを思うと帰りたくなくなりますね。

佐の屋さん

 帰り際、お宿の前で記念撮影。ご主人が撮ってくださった。
 名残惜しさを感じつつチェックアウト。冨貴へ帰着する時間以外は、スケジュールはまったく白紙のままの二日目がスタート。

乗鞍高原

 とりあえず、まっさきに乗鞍高原の観光センター付近のお店でお土産のお買い物。

乗鞍岳

 この日の朝、乗鞍岳はガスっててほとんど見えず。

 さて、けっきょくこの日は、前日とは違うルート、木曽谷を南下して名古屋方面へ帰ろうということになり・・・

 「木曽路はいつも山の中…」
 広々として明るい伊那谷とはうってかわって、木曽谷は狭くて少々暗い感じ。でも、山里の歴史やそこに生きる人々の息づかいが聞こえてくるような、そんな魅力も感じる。
 そして、旧中山道の大きな宿場町だった奈良井宿に立ち寄ることに。

奈良井宿

 江戸時代の面影を残す歴史的な建造物が並ぶ街並みを、いちおう端から端までぶらぶらと散策。
 からっとしているけれど、正午前後の陽ざしはきつく、けっこう暑かった。

散策

 古い街並みや、歴史を感じさせるさまざまなものが好きなワタクシは、こういうところはたまんな~い♪

宿場町2

 江戸時代は櫛問屋だったという築180年の建物でやっている甘味処に入ることに。
 ワタクシ、お抹茶をいただきました。

お抹茶

 木曽路を下って中津川から中央道に上がり、予定どおり午後5時に無事に帰着。
 ん~夢の中の二日間だったような、、非現実の時間を堪能してまいりました。


 ね、またみんなでどっか行こ~~


プロフィール

ふき村・黒田農園

Author:ふき村・黒田農園
知多半島の真ん中、武豊町冨貴(ふき)地区で有機農業をやってます。
「一人農業」で畑も田んぼも…農薬や化学肥料を使わず日々キリキリ舞いしながら、でも適当に手を抜きながら?「ぐうたら」と開き直って、少しでもおもしろおかしく暮らしたいな…。
・・・と呑気な「一人農業」から一転、現在は3人の農業研修生を受け入れ、日々にぎやかに奮闘中?!
★連絡先はホームページにて
 (リンクからアクセス⇒⇒)

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