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早春の高原

(4月24日/2014)

 今シーズン2回目のひるがの高原行き。
 前回、2週間前は、冬を越した畑の様子を確認しに行きがてら、ちょこっとホウレン草の種をまき、「雪の下(だった)にんじん」を掘り上げに行っただけ。
 今日は、畑の一部を管理機で耕し、ジャガイモを植え付け、ニンジンを播種してきた。
 午前中で作業終了となったけど、今年もいよいよ本格的に「天空の菜園」のスタートだって気分になった。

耕す

 雲ひとつない快晴。まだ雪景色の山々を眺めながら、とても清々しい気分に。高原では、コブシの白い花が目につく程度で、ようやく桜の枝が色めいてきてて徐々に花芽がはっきりしてきてる状態。下界より一ヶ月以上季節が遅れてる感じ。朝はまだ氷点下だし。
 2週間前は郡上八幡のあたりで桜が満開。今日はひるがの高原のおひざ元、高鷲村で桜が満開。高鷲から標高が上がるにしたがって桜の開花状況が、時間を巻き戻すかのようにうつり変わる様子がおもしろい。

 さて、前回播種したホウレン草は無事に発芽していた。
れん草発芽

 前回、電柵を設置してきたけれど、畑の中は獣の足跡があちこちに。
 発芽したホウレン草のすぐ横に大きな足跡。
足跡
 なんだろう? たぶん鹿じゃないかな。
 鹿にはあの程度の電柵じゃ全然効果ないのはわかっているので「シカたない」…

 次回は一週間後の予定。来週は桜が咲いてるかな?



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あら、こんなこと書いてたのね…

 当地では、もう一、二週間前からあちこちで田んぼの作業が始まり、これまであまり人影もなかった田んぼばかり広がる風景に、にぎわいを感じるようになりました。
 ワタクシ相変わらずなかなか田んぼの方に時間が割けない日々が続いています。あまりのんびりもしていられないのですけど…

 パソコンのファイルを整理していて、以前にある団体の会報に掲載された自分の文章を見つけました。
 あら、こんなこと書いてたのね~~って感じなのですが。
 で、近ごろこのぐうたらブログ、更新が滞りがちなので、この文章を転載してつないどこぉ~ってわけでもない(こともないか)、、、今年もまた稲作を始めるにあたって気持ちを新たにすべく…ってことで、ま、おヒマでしたらこの駄文をご覧ください。

画像+003-2_convert_20130426235258

(東日本大震災の直後、2011年3月下旬の文章。前文略)
 約一年前にこの紙上に私の拙文を掲載していただきました。その折には、私が使用している「自然生態系耕土」という肥料とお米の品種「豊(ゆたか)コシヒカリ」について、少しだけ触れました。このどちらも生みの親は企業や研究者ではなく、ひたすらに農に向き合ってきた一お百姓さんなのです。お二人とも昭和ひとけた世代、前者は後藤清人さん、80過ぎのおじいちゃん、後者は井原豊さん、残念ながら既に故人となられています。今回は井原さんについて少し触れたいと思います。
 井原さんがどのような百姓だったのか、どんな業績を残してきたのかについては、農文協という出版社から、追悼集も含めて多くの本が出版されていますので、関心のある方は出版物をご覧になってください。
 まず井原さんといえば「への字稲作」です。「へ」とは稲の生長をグラフに表した時の生育曲線を表しています。これは著名な農学者で稲作理論の権威、松島省三さんの「V字理論」に対抗するロジックでもありました。(「V」をひっくり返すと「へ」だし、「へ」の音の響きも井原さんらしいアイロニーを感じます!)
 への字の曲線は、私たち人間もそうですが、誕生してから徐々に生長の度合いを増して行きある時点でピークを迎え、以後はゆっくり下降して老化しその一生を終えます。いわば生物にとってはきわめて自然な現象を表しています。
 一方、V字も生育曲線を表しているのですが、稲という対象に対して、人間にとっての最大限の効果を引き出すための技術として、稲の生長に対する人為的なコントロールを施したことによって現れる生育曲線なのです。それは、急激な生長を促した後、ピークを迎えようとしている頃に、今度はまったく逆に、生長を急激に落とし込むというものです。結果沢山のお米が穫れるという技術です。この技術はお米の増産が叫ばれていた昭和30年代に出てきたものですが、以後現在に至るまでその技術の恩恵にあずかってきた生産現場がある一方、批判もまた少なからずありました。
 私自身は農学部で「低投入稲作」を提唱された橋川潮先生の講義を受け、V字理論は沢山の肥料など資材を必要とし、稲という植物の自然本来の生長からかけ離れた技術の負の面を学びました。低投入とは、田んぼに肥料などの物質と労力などのエネルギーを極力投入せずに、稲の持つ潜在的な能力を最大限に引き出して増収を目指すという、省エネ、環境保全を目指すことを意味します。肥料や畜糞堆肥、農薬といった農業資材、あるいは排出物やエネルギー消費の大きい農業機械や設備が、環境汚染を引き起こしている現実は見過ごすことができないほどで、なにしろ、自然と触れ合う健康的なお仕事=農業というイメージとはかけ離れた、環境負荷の高い「産業」なのですから。(農業の近代化によって生じた負の結果の反省から有機農業や自然農法などが注目をされてきたんですよね)百姓・井原と学者・橋川、それぞれの方向性は近く、異なる立場ながら各々の道を究めていかれ、交流のあったお二人は、時に互いに学び合うような場面もあったようです。
 への字とV字、どちらが正しいとか間違っているとか、判断は容易ではないと私は思います。よりたくさん、よりおいしく、より安定的に、そして農家がより豊かに・・・井原さんも松島先生もともに真摯に目指したものに大きな違いはないと思います。稲作は、いわば不思議に満ち溢れています。人が肥料などやらずほとんど手をかけずとも、二俵三俵と、お米は意外に穫れるのです。水田というのは非常に生産力の高い装置なんです。熱帯原産の稲が、温暖なこの東海地方より東北や北陸で沢山とれ、しかもおいしい。それはお米を主食にした日本人の先人たちの長い年月にわたるあくなき努力の賜物でもあるのですが、そもそも稲という植物のもっている力、畏るべしです。このような稲と稲作に向かう時の哲学の違いなのかと、これはもう、そう思うばかりです。
 井原さんの名を冠した「豊コシヒカリ」、これは彼がコシヒカリを栽培しながら、その中から18年の歳月をかけて選抜育種した稲です。DNAを分析するとコシヒカリとまったく同じ検査結果が出るのですが、耐病性と耐倒伏性を改善し、食味もコシヒカリと変わらない、あるいはそれ以上の品種を生み出したのです。特別な学もなく、地位も名もなき大衆の中に、百姓であることに誇りをもち、情熱をもって農の道にうちこみ、深い洞察力を持って不可思議な自然に立ち向かい、まったく新しい素晴らしいものを生み出す、そんな人々に私は強く惹かれるし、ただただ尊敬の念を抱くばかりです。
 未曾有の震災によって、被災地では有形無形のあらゆるものが無に帰されてしまったように感じます。形のない、生活・労働の中で培われてきたその土地々々の人々の知恵、文化などなど、失われ永久に復元しえないものがあるやもしれません。私自身が百姓として、井原さんや後藤さんのように、また、あまた無名の人々のように、次の世代に引き継がれる価値のある何かを生み出すような自信は、とてもありませんが、今年も豊コシヒカリを育てながら、それら民衆の系譜の最末端にかろうじてでも繋がっていたいと思うばかりです。

 * * * * * *

今年、2014年もまた「豊コシヒカリ」、
作りまっせ!


ようやく田んぼ始める

(4月12日/2014)

 毎週土曜日の朝市村での販売を終えて帰って来た今日の午後、ようやく田起こしに取りかかりました。

田起こし

 この冬から始まった葉菜類を中心とした出荷に追われ、全般に遅れ気味の作業状況。なかでも田んぼはいちばん後回しになってしまい、我ながら「どうなることやら…」と思っていた(そう思うしかなかった!?)のですが、とにかく始めなきゃってことで、昨年稲刈り後はそのままになっていた田んぼの、トラクターでの耕起を始めました。
 今日のこの田んぼは、昨年は春に早めに代かきをして長期間水を溜めたことで、トロトロ層の形成がうまくいったようで、前年より格段に草が減った田んぼなのです。
 2月に見学に行った静岡県藤枝市の松下さんの農法に通じるものがあるように思っています。
 5cm程度の浅い耕起に始まる技術で「フワトロ層」の形成がポイントとなる技術。湛水状態を長期間続けることは「冬水田んぼ」にも通ずることだと思うのです。今年は取りかかりが昨年より遅くなってしまったので、昨年のような状態が再現できるかどうか不安なのですが、とにかく「いつやるの?」「今でしょ!」って昨年使い古された流行語ばりに(汗)まずこの一枚、本日、田起こし完了。
 よ~し、今までの遅れを「倍返しだぁ!!」・・・(ん?やっぱ頭の中はずいぶん遅れてる…)


今年初☆ひるがの高原

(4月10日/2014)

 厳しい冬を越したひるがの高原の菜園へ、今年最初となる作業に行きました。
 まだ日陰に少し雪が残り、朝は氷点下に冷え込む高原。もちろん桜の開花はこれからです。下界では連日、初夏の陽気が続き、桜はすでに散り始めているというのに。

14-4-ひるがの

 目の前の大日岳や、2000m級の峰々が連なる白山連峰は、まだまだ銀色に輝き、ひんやりとした風が吹きわたる高原は、まさに早春の雰囲気に満ちています。

 今日は「雪の下にんじん」を目論んで残してきたニンジンの収穫や電柵の設置をしてきました。
 昨年最後に訪れた12月に味見をしたとき感動的な!甘さだったニンジンは、ひと冬を雪の下で過ごし、はたしてどうなったでしょうか。
 収穫しながらその場でかじってみると・・・
 甘い!そして何よりみずみずしい!! うん、のどを潤すほどのみずみずしさ。
 今週土曜日の朝市村で販売します。

 そして今日はお客さま(?)がひとり。ここと同じ郡上市の、明宝(旧明宝村)につい最近就農したばかりの若者、加藤くんです。午前中いっしょに作業をしてくれ、午後は彼の畑をのぞきに行くことにしました。

明宝村

 ひるがの高原から車で1時間ちょっとの距離の、静かな山あいの村でした。石積みの棚田が多いのですが、転作でトマト栽培が盛んな土地だそうです。「郡上トマト」というブランドがあるのだそうです。
 せせらぎの音と鳥のさえずりしか聞こえないのどかな山里の風景を眺めながら「いいところだね~」と外から来たわれわれは簡単に口にしてしまいますが、過疎化・高齢化が深刻になっている現実があります。
 若い加藤くんはひとまずこの一年、トマト栽培にチャレンジするものの、この土地に定着して農業を続けるかどうかはまだ決めてないそうです。地元の方々はやはり、若い彼が定着するなら大歓迎だとのことですが。

 「おれがここに移住したいぐらいだなぁ~」と思わず口走ったものの、こんな中年(はたまた初老?)では、どうやらお呼びでないようで…

プロフィール

ふき村・黒田農園

Author:ふき村・黒田農園
知多半島の真ん中、武豊町冨貴(ふき)地区で有機農業をやってます。
「一人農業」で畑も田んぼも…農薬や化学肥料を使わず日々キリキリ舞いしながら、でも適当に手を抜きながら?「ぐうたら」と開き直って、少しでもおもしろおかしく暮らしたいな…。
・・・と呑気な「一人農業」から一転、現在は3人の農業研修生を受け入れ、日々にぎやかに奮闘中?!
★連絡先はホームページにて
 (リンクからアクセス⇒⇒)

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